昆布の効用



動脈硬化などの循環器疾患を予防する

 昆布は健康食品や美容食品として以前より注目を集めていたが、最近では循環器系の疾患を防ぐ効果のある食品として再び脚光を浴びている。
 昆布には、カルシウム、ヨード以外に鉄分、各種ビタミンなどの豊富な栄養素が含まれている。 子供には骨の成長や知能の発達を助け、大人にとってもヨードが甲状腺から出るホルモンの原料となり、皮膚の新陳代謝を活発にする。 特に女性には鉄分が貧血を防いだり、低カロリーなためダイエットにも最適な食品である。
 このように多くの利点を持つ昆布だが、動脈硬化などの循環器疾患を予防することはあまり知られていない。 塩分の体内への取り込みを抑え体外や細胞外に追い出すカリウム、マグネシウムを多く含んでいるため中高齢者の高血圧を予防する効果がある。 また、微量元素の銅は、コレステロールが酸化されるのを防ぎ、動脈硬化の防止に役立つ酵素を作る。
栄養の偏りが多い現代人にとって老若男女を問わず、昆布は欠かすことのできない食品であるといえる。
 身近な食品の中にも昆布が使われているものがある。この一つの例として「こんぶ茶」がある。
 この昆布の中でも、良質で知られている「羅臼昆布」を厳選使用しているのが「玉露園のこんぶ茶」である。
「羅臼昆布」は知床半島の南側で採取され高級料理の材料として需要が多く、真昆布にまさるともおとらない、価格面でも最高級の昆布である。 お茶として飲用されるばかりでなく、料理の味付けや隠し味にと使い方は豊富だ。材料のコクを引き出すので調味料には最適でさまざまな料理に手軽に活用できる。
 品質の良さで選ばれている「玉露園のこんぶ茶」、生産量・販売量とも日本一なのもうなづける。
『日経ジョイフルライフ(No.2 1997年)』より

 
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